EPAインドネシア人看護師候補生の取材 [EPAに基づくインドネシア人看護師候補生受け入れ]

インドネシア人看護師候補生について

今日はたくさんの電話がありました。あしたに取材を受けてくれないかと・・・。あすは診療報酬改定の勉強会です。どこの看護部長さんもお忙しいようです。当院も総出でお出かけの日です。

明日の取材、彼女たちは明日にならなくても合否はわかっています。
しかし、記者さんたちは「あす、不合格だったときの生の声」が聞きたいらしいのです。
とても残念なことです。本当に一生懸命、勉強したんです。ボランティアさんたちにもお世話になりました。
いろんな方々に支えてもらいながら日々仕事をしながら勉強し、週末は甲南大学や関学の学生さんたちにもお世話になりました。江坂のメディカ出版社の方々にもお世話になりました。数え切れないくらいのたくさんの方々の支援を受けながら学びを深めましたが、合格までの道のりは本当に果てしなく遠いのです。
日本語がまったくわからない中、仕事をしながら勉強するのは本当に大変なことです。「教育体制が悪いのではないか?教育方針が悪いのではないか?合格しないのは教え方が悪いのではないか?」などいろいろなお声をいただきます。本当は教え方が悪いのかもしれません。しかし、現場でできる最大限のことはしてきたつもりです。教育担当師長さんは1日のほとんどを新入職員看護師とこのインドネシア人看護師候補生に費やしています。テストには朝から試験会場までついていき、励ましながら一緒に帰ってきました。
翌日、採点して半分程度とわかったとき、かなりショックだったと思います。でも、「よくがんばったね!」とねぎらいの言葉をかけていました。
2人の看護師候補生たちは「病院に迷惑をかけてすいません。部長さんに悲しい思いをさせてすいません。」と謝罪しました。しかし、悲しい思いをしているのは私ではなく彼女たちなんです。あれだけがんばっても半分強しか点数がとれないなんて。そして悲しい思いをさせてすまないと思わせている私たちも悪いんだと思います。そこまで思いつめさせていることを悲しく思います。
せめてあと1年、少しでも合格に近づけることができればいいのにと思っています。

取材の方々、結果だけをみないでぜひ、がんばっていることを認めてあげていただけませんか?けっして投げやりになったり腐ったりはせず、前向きに今日もがんばっている彼女たちを認めていただけると幸いです。

きょうはいつになく後ろ向きの表現になってしまいました。読む人の気持ちまで暗くしてしまったらすいません。

いつも明るく前向きにそして一生懸命な彼女たちをみていると私まで元気をもらってがんばらないとと思います。
あす、明後日、各新聞には、このEPAの記事が載るかと思います。後ろ向きな意見もあるかもしれませんがこうしてがんばっている人たちもいることをわかっていただけると幸いです。
いつかここに「合格しました」とつづれる日を夢にてともにがんばってまいります。
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